index< 日誌 ag儒教 u列島 < 24a-69くり返し 8 「日本の場合」p8

2、神の概念。


西洋の場合、神は誰の心の中にも、どの個人の中にも存在する絶対的な精神の世界であって、自分で自分を意識する。そうしたこと自体が西洋人の信仰であり、信条であり、良心となっている。

西洋人にとっての神々とは、このような個人の中に存在する、精神の自由のことを言っているのである。このような自己を意識する自意識のことを「神」と言っているのである。

そしてこれが、自分たちが信じるもの、良心や正義や道徳の根底にあるのである。しかし、東アジア儒教世界にあっては、このような神の概念はない。東アジアにおいて神とは、常に自分の外に存在する、自分とは別の者なのである。

戻る。                 続く。

index< 日誌 ag儒教 u列島 < 24a-69くり返し 8 「日本の場合」p8
2019-0523-0526

s