index< 日誌 j生理的情緒< 24a-73 くり返し 10 「歴史的同一性」p10

8、習性。


これは頭の中の観念や、あるいは無意識の自分でもほとんど気づくことのない、肉体の情緒の世界であって、そうやって自分でも気づかないまま自分を意識し、自分を知り、そして自分を了解しているのである。

それは自分の肉体自身がそうなのである。そしてこれこそが自分の中にある、自意識の根底にあるものなのである。そしてこれを通して非常に多くのことが解ってくる。

同じ環境、変わらない自然条件といったものが、人間に同じことの繰り返しを強要している。そしてこれが馴れと習性をもたらし、適応と習慣、そして遺伝として伝えられ、変わることのない自分自身の物理的な現実の世界を創り出しているのである。

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2019-0526-0601