index< 日誌 j生理的情緒< 24a-81 くり返し 15 「生理」p9

3、パターン。


くり返すということ。そしてそれ自体がそうなのではなく、それ自体が持つ原理と必然性がそうなのである。「くり返される」という必然性の原理自体が、自分自身の存在の理由になっているのである。自己が、このような自律した主体であるという意味でそうなのである。

それは感覚の直感と条件反射の世界なのであるが、これが基になっていて、ここから否応(いやおう)なく、あるいは偶然と錯覚によって、あるいはまた、適応に伴う必然的な自然選択によって、一つ一つの思考と行動のパターンといったものが出来上がっているのである。数千数万年に渡る永い歴史的な時間というのが、人間をしてこのように作り上げてきたのである。

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2019-0601-0609