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8、不必要な人間。


そうした、知らず、出来ず、知り得ない世界を生きている。また、それを知る必要のない世界を生きている。むしろ、それを知ってはならない世界を生きている。そしてこれが自己と外の世界を区別する境界線なのである。

これは越えてはならないケジメでありオキテなのである。そして、もしもそれに気づいたり、知ったりするようなことがあるならば、それだけで、それはすでに現実から逸脱しているのであって、現実とは別の世界を生きている人間なのである。

それを知る必要がないにも関わらず、それを知ろうとするのは、ただそれだけですでに定められた現実の外の世界を生きようとしているのである。そうした人間は、それだけで、すでに現実の社会にあっては必要のない人間なのである。

戻る。                続く。

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2019-0601-0609