index< 日誌 j生理的情緒< 24a-83 くり返し 17 「必然性」p6

3、傾向。


問題はここである。すなわち、これが傾向であり、指向する方向性なのである。そしてこの傾向こそが、自己の必然性であり、主体性であり、自由なのである。これが、自己が目指すところのものなのである。

これ以外にないのである。なぜなら、このような自己の傾向の必然性が、自己を現実の中で継続させているからである。自分をして歴史的・空間的な存在にしているのである。

しかしまた、これが瞬間的なその場限りのものだとすれば、それは偶然なのであって、それ自体に必然性も、自律した主体としての存在を認めることが出来ないからである。現実の世界の中でバランスされ得なかったということである。そうした必然性を自らの中に持たなかったということなのである

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2019-0609-0618