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2、カタチなき存在。


自分の中の、情緒の不具合自体はカタチあるイメージで表せるものではなく、それはカタチなき情緒の苦しさやつらさ、あるいは悲しみや喜びなどの、現実のカタチを持たない情緒自身の営みの障害として現れているのである。

あるいは情緒自身が何かに耐えられなくなって、それを外に向かって訴えようとしているのである。そしてそれがカタチのないものである以上、純粋な苦しさや喜びや悲しみの印象としてだけ現れ出てきているのである。

そしてこれがぼやけて正体不明の、いまにも現れて消えて行く「人影」となって出てきているのである。それは現実の姿を持たない情緒自身の営みである以上、このような正体不明の得体の知れない姿となって現れるしかなかったのである。

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2019-0618-0624