index< 日誌 <av表情< 24a-97 「仕草の表情」p6 |
また、こうした表情や習慣といったものは、自分が意識せずに、自覚もなしに行われ繰り返されて来たものであって、この自覚がないということ、それが無意識の世界であるということが、これがすなわち、私たち人間の意識の世界の舞台になっているのである。 このような情緒の世界が自分にとっての現実というのを意味付けていて、そうして無意識の観念の世界を作り上げているのである。あるいは、少なくともその基礎ないし土台、あるいは、その下地と背景になっているのである。 言い換えると、これが現実を生きる私たち人間の意識と行動を規定しているのである。そしてまた、私たち自身の内的な傾向や指向性といったものを方向づけているのである。 |