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2、反射。

そうして、いったんこのような無意識のパターンといったものが定着すると、以後、それと似たような情緒や感情といったものは、それなしには考えられなくなる。このような肉体の表情やポーズ、そしてその生理や神経の働きなしには何事も考えられなくなり、無条件で反射的にこのような表情やポーズを伴うことになる。

また、それなしには情緒といったものが落ち着かず不安定で安心できず、何となく自分でも納得がいかないものになってしまう。

すなわち、外からの刺激と、これに対する情緒や感情、そしてそれに伴う肉体の働きと変化といったものが、本来それぞれが別々のものであるにも関わらず、それが同一の一体のものとして感じられ、反射的で無意識に作用してしまうのである。

戻る。                続く。

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2018-0630-0707