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3、サイン。

同一の刺激が繰り返される日常の継続は、それがまた、幾世代数百年にも渡る同じことの繰り返しの中で、「考える」という労力を省く。何も考えずにそれが同一のものであるという符号や印象さえあれば、それだけで同一の動作のサインとして作用する。

言わば、それは意識を無視して反射する行為であり、馴れであり、習性となってしまう。これが日常の無意識の条件反射となっている。無意識の何も考える余地のない、自動化され形式化された動作や反応の定形的なパターンとして遂行される。

それは無意識の世界であって、自分の肉体が意識とは別に、肉体だけでそのように反応してしまうのである

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2018-0630-0707