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4、生理の記憶。

それは自分でも意識されず、知らない無意識の世界であって、そうやって自分の中にある無意識の世界で繰り返され続けるのである。そうして、肉体の生理や神経のパターンとして、自分でも知らず気づかないまま、自分の経験と記憶として保存されて行くのである。

意識ではなくて肉体自身が、自分の生理の反応の仕方としてそれを記憶しているのである。それは無意識の世界に堆積されてきた肉体の生理の記憶なのである。意識された思考の記憶ではなく、ただ肉体だけが覚えている生理のパターンの記憶なのである。

それは意識以前の世界であって、いまだ現実に現われる前の、潜在的な無意識の世界の果てしない可能性の世界なのである。なぜなら、それは未だかつて自分でも知らない、未知の得体の知れない世界であって、しかも自分の中にある、自分にしかない無意識の世界だからである。

戻る。                続く。

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2018-0630-0707