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6、限定。

話しが元に戻るけど、そもそも外部からの刺激自体が、すでに物理的空間的現実に制約され、方向づけられ、条件付けられているのである。つまり、これが人間が生きて行く上での環境、すなわち、これが自然条件なのである。

このようにして現実とは、逆らうことも無視することも出来ない客観的な物理的世界なのであって、私たちは、このような現実の世界を民族や国民などと言った、限定された「囲いの中」で見ているのである。

しかし、もしもこのように限定しなければ、それは何も見えて来ないのである。それは頭の中だけの非現実的で一般的な、何も特定できない空想するだけの世界に終始してしまう。だから、どうしても限定して具体的に見なければならないのである。

戻る。                続く。

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2018-0630-0707