index< 日誌 <p変異< 24b-09「交感」p7 |
そしてこれが表情やポーズなのであって、それがまた、コミュニケーションの手段にもなっていて、そしてその上で習慣や風俗、そして信仰や社会のシステムが組み立てられているのである。そしてもちろん、言語や文字もこのような肉体のコミュニケーションの延長線上のものなのである。 自分自身の肉体内部の、生理と神経の反射作用の表現としての、自分自身の表情と仕草を通して、他人の気持ちや心理といったものが伝わってくるのである。発声と言葉の起源もそうである。そしてそれを知り、感じ合うことも出来るし、また、イヤでも共有されてくるのである。 それが出来るということは、それが要するに同一の種であるという、同一の原理とシステムから来ているのである。同一の条件とその囲いの中で、同一のシステムを生きているからである。 |