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6、共有される理由。


だからまた、そうやって他人の心理や心情の表情といったものを知り得るし、思い知らされるし、イヤでも自分のことのように思えてくるのである。そうした意味で心情や情緒といったものを、自分でも気づかず知らぬ間にどこかで共有しているのである。

それが知り得るし、理解し合うことが出来るのである。もちろん、誤解や偏見も多々あるのであるが、しかしまた、このような誤解や偏見自体が、それがそれなりに理解もされ共有もされているという証拠なのである。

自分の情緒や感じ方といったものを、無意識の内に自分の表情や仕草の中に見ている。そしてそれを同時に、自分自身の相手のすがたにも見ているのである。見えても来るし感じられても来る。

戻る。                続く。

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2018-0630-0707