index< 日誌 <aj情緒< 24b-13「肉体が表現するもの」p9 |
従ってまた、そうした反射的な動作や表情、身振り素振りや仕草といったものは、遺伝としても、社会文化的にも保存さるし、ずっと後々の世代にまで受け継がれて行くことになる。 このような、自分でも意味不明な、自分の中に住む情緒といったものが、こうした自分自身の肉体の動きによって表現される以上、そしてその動きといったものもまたパターン化され、規格化され、画一化してゆく。 また、そうしてのみ、それが共有化されるのである。そしてそれがコミュニケーションの手段として共感されるのである。このようにして情緒が持つ心理的で心情的な意味といったものが、観念の世界でカテゴリー化されて行く。すなわち、共有されたのである。 |