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8、自覚。


そしてこの具体的で現実的な、様々なカテゴリーに細分化され規定された表情と仕草でもって、感情や意識や思考といった観念の世界が見えてくるのである。何を考え、何を求め、何をしようとしているのかというのが知られてくるのでる。

感情一つとって見ても、怒りや嘆き、恐怖、ときめき、驚き、悲しみや喜びといった、様々な情緒の変化が見られるが、そうした変化といったものが、自分自身の表情や仕草の微妙な違いとして現れてくるし、知られてもくるのである。

そしてまた、そうした自分を感じ、実際に見ることによって、自分というのがよりはっきりと自覚され、意識もされ、理解されてくるのである。自分が誰で、自分が自分であるということに嫌でも思い知らされるのである。

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2018-0707-0710