index< 日誌 <p変異< 24b-14「あり得ない者」p9 |
そしてだれもが、少しでもそうした優位な立場に立とうとするのであり、また、そうしたポーズや行為をしているということ自体が、自分を少しでも安定した有利な立場と、集団の中での自分の順位と序列を保証してくれるのである。 また、このようにして集団の中の自分が成り立っているのである。そして、これ自体が「差別」なのである。自分が少しでも有利な立場に立とうとするなら、そうせざるを得ず、そうしなければならないのである。 そしてそのための行為こそが自分の立場というのを作り出しているのである。だからまた、自分自身がそうした行為をしなければならないのである。そしてまた、これが自分の自意識にならねばならないのである。自分を守るためには、そうする以外にないのである。そしてこれがこの世界での秩序であり、常識であり、正義なのである。 |