index< 日誌 <av表情< 24b-16「反対の動作」p7 |
平滑筋は不随筋に分類される。血管、胃と腸、気管などの中空になっている管の、内外壁を構成する筋肉である。この筋肉の活動は、この内壁の弛緩と収縮の繰り返しによって行われる。 ただし、この導管の平滑筋に反対方向の筋肉はない。反対方向とは弛緩のことであるが、弛緩自体は何もしなくても導管の中の内容物の充満によって拡がるので不要なのである。 従ってこの場合、筋肉にチカラが入るのは、収縮する場合のみである。また、人間の意思とは無関係に、この運動自体が自律神経によってコントロールされている。 また、眼の瞳孔の収縮もこの平滑筋によって行われるが、これにも反対方向の筋肉はない。この場合の瞳孔の散大は、括約筋(平滑筋)とは直角方向の「散大筋」によって行われる。 |