| index＜ 日誌 ＜ aj情緒 ＜ 24b-24「幻影」p8 |
| そうしてワケの分からない自分の中の、様々な肉体の営みといったものが、それだけで自律して、自分の意思とは別の世界を構成していて、そしてそれが薄暗がりのマダラ模様の中から映し出されているのである。 そしてこれが何か得体の知れない、情緒や感情として自分を包み支配しているのである。それは情緒の様式やパターン、「型」とでも言ったもので、これが私たち人間の感じ方といったものを支配しているのである。 それは感覚の感じ方の形式、あるいは手続きとでもいったもので、そうした感じ方の感性とでもいったものが、私たちの意識や観念の世界を支配していて、そしてまた、そこから意識や思考が規定されて来ているのである。 |