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私たちが何かを意識したり、あるいは観念の世界で何かを想像したりするのは、それ以前に感覚や生理の世界で、何らかの変化や動きがあってのことであって、例えば、心拍や血流、ホルモンの分泌などの内臓諸器官の微妙なリズムの変化などが、どこかで複合的に作用し合っていて、そうして、それだけで何か特別な意味を持つようになっているのである。 それだけで、それまでとは違う、そして周りとも異なる、それ自体が自律した境界を持つようになっている。そして、それ自体で自律したパターンのアンサンブルを創り出しているのである。そして意識が、これを自分にとっての意味として解釈して、言わば「翻訳」しているのである。 |