index< 日誌 < aj情緒 < 24b-26情緒@ 「存在のカタチ」p6 |
自分と祖先がこの地上で生き続けて来れたのは、このような条件の下においてのみなのである。そしてこの事実そのものが、すでに自分というのを規定しているのである。 肉体のカタチ、及びその内的機能や構造といったもの。そうしたことが自分を現実の世界で活かし、そしてまた制約し条件づけている。地上にある特定の地域と時代にしか生きて行けないように条件づけられているし、また、その生存の仕方と様式といったものが、様々な民族を特徴ある個性的なものにしているのである。 そしてまた、このような現実の世界での特徴といったものが、民族や個人を衰亡させたり、あるいはそれが意味ある者として勃興させたり、継続させているのである。 |