| index＜ 日誌 ＜ aj情緒 ＜ 24b-27情緒② 「続、存在のカタチ」p9 |
| 乱反射する条件反射の全体が、それ自体で一つの連鎖し連続した独自の「仕方」を形成しているのである。これが、自律した様々な感覚を全体として形成していて、それ自体が独自で固有の反応の「仕方」を示すのである。 言い換えると、気質や気性といったものがそうなのである。数百数千年に及ぶ民族としての特性として受け継がれ、蓄積され、そしてそれ自体が一つのもの言わぬ原理や必然性となっているのである。 そうした意味では、これもまた、自分の肉体に負けず劣らず自分を規定し、条件付け、方向づけていると言わざるを得ないのである。民族や国民性の、文化と気質の性向がそうなのである。そのようにしか成れないという意味でそうなのである。 |