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2、理由。


従ってまた、そうした自己の生理的特性に私たち自身が、無意識の内に知らず気づかないまま支配され、コントロールされ続けてきたのである。いまもそうである。そしてまた、この支配されること自体が自分の存在の理由になっていて、自分が自分であることの証明となっているのである。

自分が自分であり続けるというのは、このことなのである。自分が自分以外の者になれないというのも、これが原因なのである。自分は自分でしかなく、そうでなければ自分が自分で無くなり、自分という存在自体を失ってしまうのである。

自分というのが失われてしまうのである。だからまた、自分は自分であり続けるしかないのである。自分の存在を進んで捨てたとしても、そうすること自体が、自分が自分であることの、どうにもならない理由からなのである。

戻る。                続く。


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2018-0710-0715