index< 日誌 < aj情緒 < 24b-28情緒B 「自己認識」p5 |
また、それが望ましく良いことなのか、あるいはまた、つらくて苦しいだけなのか、といったことが喜びや悲しみとして感じられてくるのである。そして、これでもってものごとの良し悪しを判断しているのである。 自分自身の肉体内部に向けられた、自分でもよく分からない感覚でもって、ものごとの良し悪しを判断し、そうして自分に納得しているのである。 たとえそれが自分の思想や自意識、自己認識であると言っても、それが自分の中にある神経や生理の作用といった、自己の肉体の内部でもって認められない限り、それはやはり自分のものとは言えないのである。 |