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3、共通化。


言わば、無意識の中にある確立されたマニュアルに沿って、それに従って処理される。そしてこの場合の無意識の世界とは、自分が生きている社会集団の、無言の共有意識とでもいった「常識」のことなのである。

だからトラブルも起こらないし、だれにとっても分かりやすく、理解も得やすいのである。従ってまた、行動もしやすく、その後の原状復帰もすんなりと終わる。争いも起こり難く、波風も立たず、そのまますんなりと何ごともなく通り過ぎて行くことが出来るのである。

しかし、こうした習性や無意識の条件反射といったものが定着してくると、ライフスタイルや、そしてその表情や仕草といったものまでも形式化・画一化してくる。ライフスタイルというのが型式化して共通化してくるのである。

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2018-0719-0725