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だから、その理由も、原因も、意味といったものも、始めから自分の中に無いのかも知れないのである。あるいは、そんなことは初めからどうでも良いことで、もともと自分とは係わりの無いことだったのかも知れないのである。 これは、理由なき「叫び」のようなものである。自分でも自分のことが分からないのである。そうであるにも係わらず、ただ自分でもどうにもならず、そして外へ出ようとして裂けて破裂しているのである。 だから、これは感覚や感性というよりも、むしろ直感に近いものであって、第六感や衝動、本能とでもいったものなのである。だからまた、それは筋道も因果関係もハッキリしない、直感的なものにならざるを得ないのである。 |