index< 日誌 < au錯覚 aw色< 24b-42思い込みF 「みずいろA」p9 |
目は前を見なければならない。前にこそ解決の糸口と明日がある。下を向いていても何も解決しない。同じことを繰り返すだけで何も変わらない。そして、息が詰まって苦しくなり、縮こまって何もしたくなくなるし、何も出来なくなる。 血流も、心臓の鼓動も小さくなり、何かにおびえ、自分の外に対して閉じて、ひたすら自分の中に引きこもってしまう。そして何も変わらないということ、ただこれだけが唯一の望みとなる。 だから前を見るのである。そして心の中で明日を夢見ているのである。解決の方法を求めて外の現実へ出ようとするのである。自分が、自分の外の世界へ出ようとするのである。そしてその先に見えるのが、地平線上の限りなくシロに近い水色の世界なのである。 |