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5、限りなくシロに近い水色。


目は前を見なければならない。前にこそ解決の糸口と明日がある。下を向いていても何も解決しない。同じことを繰り返すだけで何も変わらない。そして、息が詰まって苦しくなり、縮こまって何もしたくなくなるし、何も出来なくなる。

血流も、心臓の鼓動も小さくなり、何かにおびえ、自分の外に対して閉じて、ひたすら自分の中に引きこもってしまう。そして何も変わらないということ、ただこれだけが唯一の望みとなる。

だから前を見るのである。そして心の中で明日を夢見ているのである。解決の方法を求めて外の現実へ出ようとするのである。自分が、自分の外の世界へ出ようとするのである。そしてその先に見えるのが、地平線上の限りなくシロに近い水色の世界なのである。

戻る。                続く。


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2018-0719-0725