index< 日誌 < au錯覚< 24b-44思い込みG 「感覚の誤解」p7

3、無意識。


それがはっきりと見えないのであれば、そして同時にそれが、どうしても見えていなければならないものであれば、どうしても自分の都合の良いように見てしまうのである。また、そのように見ようともするし、見えても来るし、そうでなければならないと思えてくるのである。

それはまた、これまで自分が生きてきた世界の習慣や思い込みと、馴れや迷信といったものも、どうしても入ってくるのである。そして同時にそれが自分のアイデンティティーと結びついていて、そしてそれがどこかで自分の利害と絡んできて、そしてこのような自分の地位と立場が優先されるのである。

また、それ以前に私たちの感覚や記憶自体が、そうした自己の思い込みが蓄積された無意識の世界から浮かび上がってきているのである。自分でも自覚されることのない、無意識の記憶の世界で思い起こされているのである。

戻る。                続く。


index< 日誌  au錯覚< 24b-44思い込みG 「感覚の誤解」p7

2018-0719-0725