index< 日誌 <av表情< 24b-54コミュニケーション 「意識する表情」p7 |
そうであるにも係わらず、そうした表情や仕草の中に何かしらの意味や動機があると思えてくるのは、私たち人間というのが、そうやってしか相手の気持ちや心情といったものを、見ることが出来ないからなのである。感情というのは、それが表面に現れ出た仕草や表情でもってしか知り得ないのである。 人間の内面の心情といったものは、何かしらの目に見える、相手にも自分にも分かるカタチとして表現されて始めて、それが現実の心情として分かりもするし、伝わってもくるし、また、知られても来るのである。 人間はカタチなきものを見たり知ったりすることが出来ないのである。たとえ観念的な言葉や概念であっても、それが概念という言葉のカタチとなって始めて、自分をも含めた誰に対しても、それが何かというのを知ることが出来るのである。 |