index< 日誌 <ar象徴< 24b-58コミュニケーションC 「条件反射」p4 |
条件反射とは、私たちの蓄積された記憶から意識だけが消し去られたものであって、何ら筋道も因果関係も消えて、ただバラバラで無秩序な混沌とした記憶の陰(かげ)だけが残ったものなのである。 それは、原型を喪失した何かしらの痕跡、どうしても思い出せず、修復も出来ないような、そんな正体不明の失われた記憶のカケラのようなものなのである。 そしてこれらバラバラで無秩序なカケラがさ迷い、偶然に乱反射をくり返しながら勝手気ままに繋がっているのである。だから、それ自体に本来の意味などといったものがあるはずもなく、それはまた、それをたどって行く人間の気持ちや意思によっても、いかようにも解釈され、捏造もされている。 |