index< 日誌 <ar象徴< 24b-58コミュニケーションC 「条件反射」p4 |
また、便宜的・意図的に再編成されたり、組み立てられているのである。また、その順序や順位と序列も思いのまま勝手に変えたりもしている。まったく無意識の夢の中の世界である。このような、まったくアテにならず、信用も出来ない世界なのである。 しかしまた、それゆえにこそ信用できるのである。なぜなら、それは私たち自身の主観や客観、普遍性や抽象性などといった、私たち自身の意識や思考が入る余地のない世界だからである。 それは現実の意味を喪失した世界なのである。それは、記憶の中から意識が消し忘れた感覚だけの世界であって、現実から切り離され符号化された、何か得体の知れない偶然の印象の世界なのである。 そして、このような偶然自体が、自分自身の思い込みの世界を排除しているのである。そしてまた、だからこそ信用出来るのである。 |