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4、自意識。


そしてこのような、他者による乗り移りを、自分のものと勘違いしているのである。そしてまた、このような自分を信じること自体が、これがすなわち「憑依」なのである。

自分が何か自分以外の者によって乗っ取られ、また、それを許容し、それこそが本当の自分のように思い込み、信じようとしているのである。自分というのがどこかで放棄されていて、そして他者によって支配されているのである。

そうであるにも係わらず、それが本当の自分のように思えてくるし、思い込もうともしているし、そしてそれを信じ、そしてこの思い込みが自分の信念となって、確信ともなって、そしてこれがまた、自分の自意識になっているのである。

戻る。                続く。


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2018-0725-0811