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3、所有権。


そしてまた、ここから主権と所有権の概念が出て来る。プライバシーによって自己と他者の間に厳然とした境界線が引かれる以上、それは避けられない必然なのである。

それは自己の精神だけでなく、その現れとしての自己の人格に対しても、そしてまた、自己の生き方や感情や気質に対しても当然守られるべきものであって、そしてまた、それによって獲得された自己のもの、いわゆる所有権についても守られるべきものとして意識されてくる。主権という考え方がそれである。

現実の世界においても自己の領域とその境界線が、他者との間に引かれるのである。これはもともと自己の精神の世界にあったものが、そのまま現実の世界に具体化されたのである。

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2018-0816-0825