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これは、私たちが日々の日常で言っている「法律」も同じである。バレなければ、法律に触れさえしなければ何をやっても良いということである。「法律は知っている者の味方である」というのは、もちろん偽善であってペテンである。 法律は、それを知ってさえいれば、どんな悪意なことでもやって良い、ということなのである。むしろ反対に、法律は悪事をするための道具なのである。 しかし、これは確かに間違っている。なぜかと言うと、法律とは、実際にもまた本質的にも自分自身の良心の問題だからである。そして、そうしたことが蔑ろにされ、忘れられ、見失われている。また、気づくことも知ることも出来なくなっている。 生きて行く上でそうしたことが必要でなくなっている。もっとも大事なことは、表面上だけ形式的に法に適ってさえいれば良いのである。表面上だけ、この社会の公のレールの上に乗っているように見せれば良いのである。だからまた、それは偽善でしかないのである。 |