index< 日誌 < s設定 < 24b-86闇の中からA 「村はずれの谷底」p8 |
何をしても外から見つからないし、仕返しもなく、罪を問われることもなく、その証拠もないのである。こんなところ、もしも夜に車で通行中に誰かに止められたら、ひたすら逃げた方が良いのかも知れない。 車を止めたら最後、もはや何が起こっても誰にも止められない。逃げることもできない、誰かに気づかれることもないし、証拠も残らない。世間の誰にもバレる恐れも無い。 やりたい放題しまくって逃げてしまえば、その場限りですべては終わる。それで何もかもが何ごともなかったように、再び世間の仲間の中に戻って行ける。だれにもバレず、知られず、気づかれないまま、死ぬまで知らん顔して生きて行ける。 |