index< 日誌 < y肉体 < 24c-07種の記憶B 「本能」p3 |
頭でなく肉体で、意図してでなく誠に不本意に、自分でも知らぬ間に、意識ではなく無意識の世界で記憶しているのである。出来事の物語としてでなく、ぼやけてボンヤリしたカタチにならない記憶の断片や痕跡として、思い起こされてくるのである。 だからそれは、自分でもワケの分からない本能的で直感的な、衝動の世界なのである。自分のことなのに自分でもよく分からないのである。自分でもどうにもならずに、気づかない内にそれへと引きずり込まれていて、そして、いつの間にかそれに支配されているのである。 |