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2、マジメに考えてはならない。


そうした恐怖といったものが、どうしても気がかりで、もっとも大きな関心事となっているのである。そしてこれが夢とマボロシの中で見ている、ぼやけた人影のすがたなのである。暗がりや闇の奥の方で、何かのシルエットや人影のように見えてくるのである。

もしかすると、恐怖以外にも憎しみや怒りといったものも相当入っている。いわれなき脅しには、だれだって反発するものである。しかし反発し過ぎると、自分がそれに呑み込まれてしまう。だからマジメに考えてはならない。適当にそこそこ流して過ぎて行くのが「コツ」というものである。

戻る。              続く。


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2018-0825-0908