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5、必然性。

しかしまた、このような外の異なる世界から眺めて、始めて一つの本質的な共通点が見えてくる。地理的・歴史的な変遷にも係わらず、それらの底に流れる本質的な原理の一貫性のようなものが見えてくるのである。

そして、これを私たちは、自己の同一性やアイデンティティーと言ったり、タマシイと言ったりしていて、自分たちが避けて通れない宿命や必然性のように感じてしまうのである。

そしてその根底にあるのが、自分たちの肉体そのものの中に宿り生き続けている、肉体の自律した情緒の世界なのである。

戻る。              続く。

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2018-0913-0915