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3、自律性。

たとえ同じものでも、それが営まれる条件に応じて方向づけられ、特殊化されることによって、それが個性的で特徴的なものにならざるを得ないのである。そしてこれがオリジナリティーでもあって、自己と他者が区別される自己の同一性なのである。

ここで自己と他者が区別されてくる。始め同じものであったものが、環境と条件に応じて多少異なるものになっている。同一の種であるにも係わらず、その範囲の中で個性というのが区別されている。

そして、この自己と他者が区別される違いは何か。それは自分自身を動かしている、自分の中にある原理と必然性、すなわち、自律性の内容が違うということなのである。

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2018-0915-0923