index< 日誌 < d無意識< 24c-45主観の現実@ 「幸福」p8 |
「自分は他人様によって生かされている」という格言もそうである。要するに、自分の考えを持ってはならないということでる。日本的気質というか国民性とでもいったものである。 しかしまた、そうである限り、たいていのことが良心の呵責なしに行われるし、また、許されもするし、そしてまた、それは必要なことだと自分に言い聞かせることもできるのである。事実、だれもがそうして来たのである。 そして、これがこの世界の常識なのであり、習慣となっていて、そしてまた、本来客観的であるはずの法律に対する、主観的で恣意的な理解ともなっている。 法律に対する主観的な理解とは、要するに、自分の都合と保身に合わせて何でも解釈するのである。そしてその運用方法と適用の範囲、そして程度を勝手に決めて行くのである。要するに、「自分たち」の利益と保身だけが優先するという世界である。 |