index< 日誌 < d無意識< 24c-45主観の現実@ 「幸福」p8 |
たとえ周りの者や「上の者」に対して反発したり抗議したりすることがあっても、それ自体が周りの者を信じていて、自分もまた周りの者と同じ者であることを無意識に信じているからこそなのである。 自分が本当に周りと違う意見と考えを持った人間なら、それに対して抗議も反発もしないのである。自分から進んで排除されるし、「村八分」のまま生きようとするはずなのである。 相手から拒絶される以上に、こちらから相手を拒絶するのが当然なのである。要は、そうした覚悟も意志も能力もない人間が、このような無意味で恥知らずな抗議をするのである。 このような抗議をする人間は、たいてい、ゆすりとたかりに終始するし、そしてまた、そうやって自分も周りの人間と同じ「仲間」であると認めてもらおうとするのである。 まったく最低というか、どうしようもないというか、救いようのない人間なのである。もちろん、この場合、「仲間」である以前に個人であるはずなのであるが、それがどうしても出来ない人間がそういうことをするのである。 |