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4、異人種。

それでは、いったい自分の中の何が反射しているのか。それは自分の中で、外の世界を反射して映し出している自分と、それを見ている自分とに分裂しているということである。

このような分裂した自己のすがたを通して、自分が自分に意識されているのである。自分が意識する自分と、意識される自分に分裂している。そしてこの分裂を通して自分を見ていて、また見ることが出来るし、そして意識しているのである。

意識する自分が、意識する自分と、意識される自分とに分裂しているのである。だからまた、このような自分の現実に対して、不可解で不思議な違和感を感じたり、あるいはまた自分が異人種や異国人の思えてくるのである。

戻る。              続く。

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2018-0923-1002