index< 日誌 < ai原理< 24c-56遺伝と適応I 「祖先のたましい」p5 |
これは先天的で遺伝的なものではあるが、しかしまた、それを発掘し発見して現実に適用しているのは、正しく自分自身なのであって、この意味では、それは後天的な適応能力と言わざるを得ないのである。 そしてこの適応というのを方向づけているのが、環境という客観的現実なのである。そしてまた、自分自身の肉体のカタチとその機能がそうなのである。人間は、自分で自分の肉体を選ぶことが出来ないのである。 また、このような持って生まれた自己の肉体の素質と、そしてそれを用いる自己の適応能力なしに、個としても、種としても継続して行くことが不可能なのである。そしてこれを最終的に決定しているのが、環境という生態系全体のバランスなのである。 |