index< 日誌 < l見えないもの < 24c-66精神が現れるところ@ 「裂け目」p7 |
しかし、そうだとすれば、この「精神が求めるもの」とは、いったい何か。それは現実の自己の肉体から限りなく抽象化されて、さかのぼって行ったところの根源的なものである。 自己の現実のすがたカタチが薄れて消えて行って、そして最後に残るもの。すなわち、その動きの軌跡が暗示する象徴といったもの。イヤ、そうではなくて、もっと情緒的で心情的なものである。 神的なもの、あるいはタマシイといったものかも知れない。自分はだれなのかといった根源的なものなのである。 |