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4、観念の世界。

見える姿の肉体の動きや、行為などといった物的で現実的なものではなくて、見えないもの、すがたのないもの。そうした何か得体の知れない原理や訳の分からない必然性とでも言ったものなのである。それは自分自身の中の観念の世界なのである。

自分でも知らず、気づかず、預かり知らぬところで自分を支配し動かしている、そうしたサダメや宿命、あるいは生まれる前から自分の中にあった必然性であって、自分が自分であることの根拠であり、原理なのである。

だからまたそれは、現実のすがたカタチでは表わしようがなく、そうであるにも係わらず、しかしまた、この自分の肉体でもって表現せざるを得ないのである。そしてその、移り行く自己の変化の中でそれを見つけるしかないのである。

戻る。              続く。

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2018-0923-1002