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しかし、そうしたことは別にして、このような情緒が求める得体の知れない自己の感覚といったものが、そのまま現実世界での自分のポーズや行為として現れてくる、ということである。 何を言いたいのかというと、要するにこれらは本来的に別々のものだということである。情緒が求める衝動や本能といったものと、それが現実に表出される表情やポーズといったものは、もともと別のものだということである。 別のものというのは、それらが、それぞれ別の原理と動機、そして別の事情に基づいて動いているということである。とは言っても、それが最も自分の情緒に適うものと思えるからこそ、そうした行動をとるのであるが・・・・・・。 |