index< 日誌 < s設定 < 24c-95象徴の世界 「限界」p8 |
だからやはり自分の中に可能性を見い出すしかないのである。そしてこの可能性の基になるのが、先に述べたヘビやコーモリの話しなのである。 かつてはあって、そして今は失われてしまった、そうした記憶の世界なのである。あるいは、そうした感覚や感じ方、発想の世界なのである。そしてここで限界が破られるのである。かつては、それをルネッサンスや自己の発見・発掘と呼んでいた時代もあったのである。 あるいは、いにしえの人々がそう感じ、接触し、交流もしていたように、オバケ や妖怪、ユーレイといったものも、現実に存在していたのかも知れない。あるいはこのようにして、見えることのない現実の世界に、自分自身の感覚の世界を映し出していたのである。 |