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6、捏造。

だからやはり自分の中に可能性を見い出すしかないのである。そしてこの可能性の基になるのが、先に述べたヘビやコーモリの話しなのである。

かつてはあって、そして今は失われてしまった、そうした記憶の世界なのである。あるいは、そうした感覚や感じ方、発想の世界なのである。そしてここで限界が破られるのである。かつては、それをルネッサンスや自己の発見・発掘と呼んでいた時代もあったのである。

あるいは、いにしえの人々がそう感じ、接触し、交流もしていたように、オバケ
や妖怪、ユーレイといったものも、現実に存在していたのかも知れない。あるいはこのようにして、見えることのない現実の世界に、自分自身の感覚の世界を映し出していたのである。
戻る。             続く


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2018-1010-1122