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5、立場。

だからまた、そうでない者を許せないし、そしてまた、自分よりも「下の者」がどうしても居なければならない存在なのである。下の者が居てこそ、自分が下の者でなくなるのである。

そして、そのための人間関係のキズナを強めて行こうと努力を重ねるのである。なぜなら、これが自分の自意識なのであって、自分の立場であって、これが自分の社会的地位と居場所を保障するものとなっているからである。

そして、これが自分の存在の仕方であって、生き方なのであって、いままでもそうして生きてきたし、そうして今の自分を築いてきたのである。それをいまさら変えることなど出来ないことなのである。それは、いままで自分が築いてきたことをすべて捨てるということなのである。
戻る。             続く。


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2018-1010-1122