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2、ぼやけた世界。

自分でも理由が分からないまま嬉しくなったり、わずらわしくなったりしているのである。だからまた情緒そのもの、情緒それだけでは何一つ確かなことが分からないのである。

どこまで行ってもボンヤリしたままで捉えどころがなく、ぼやけたままなのである。あくまでも閉じた自分だけの世界なのである。だから、いつまでたっても何も分からないまま、理由が見い出せないのである。

だから理由を求めて、自分で自分の外へ出て行かねばならない。そして、このような情緒の要求が感情を生み出しているのである。
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2018-1022-1027