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つまり、この対象たる相手が居るのか居ないのか、というのが情緒と感情の決定的な違いなのである。仮に情緒に何らかの相手に対する心情や意識が入ってくると、その時点でそれは情緒ではなくて、他人に対する自己の感情なのである。 このような自己と他者との関連性の有無が情緒と感情の違いなのであって、そしてまた、その現実的な対応の仕方の違いとして現れる。事実、情緒だけでは何も解決せず、理解もされず、現実的な原因は不明のままなのである。 原因を理解する対象そのものが存在しないのである。情緒とは、そうした閉じた自分だけの世界なのである。 |