index< 日誌 < ai原理 < 24d-06「肉体のカタチ」p6 |
しかしまた言い換えると、そうした間接的な動きでもって、例えばそれが暗示する表情や仕草でもって、本人が一体何を考え、これから何をしようとしていて、あるいは、いったい何をしていたのかというのを類推したり、予測したりできるということである。 そしてまた実際に我々人間は、そのように考え行動し、そしてコミュニケーションもしている。相手からの明確な意思表示以前のところで、それを意識し、理解し、知ることが出来るのである。 しかし、ここでもう一つ別の考えが浮かんでくる。そうした、言わば間接的な表情や仕草といったものが、それ自体で「一人歩き」を始めるということである。それが本来持っていた現実的な目的や意図から切り離されて、表情や仕草といったものがそれ自体で、別の意味と目的を持つに至るということである。 |